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7-② 指揮権を執るには

<指揮権を執るには>

-あなたは何を指できるか

内的な強さを築くのに、起こったものがなんだろうとそれに対するあなたの反応の全責任をとるという、この単純な訓練ほど確実かつ迅速な方法はない。この中には、本書で出会う新しいアイディアに対するあなたの反応ということも含まれる。

あなたはなにを指揮できるか?あなたの霊的レベルより低位にあるものなら何にかぎらずあなたはその指揮者となれる。もしあなたが、あなた自身の内部にある残忍性より上にいるなら、あなたは他の人々の残忍性に支配されることはない。もしあなたのレベルがヒステリーより高次元ならば、闘手と欺瞞というかたちで自己表現する人類のマスヒステリーから、免れている。

なにがあなたを指揮するのか?あなたは自分の霊的レベルより上にあるどんなものにも指揮され支配され統制されている。だからこそ、秘教的理解の足りない低レベルにいる人が、彼自身とだけでなく他の人々とも問題を起こし問題をもつのだ。彼のもつさまざまな葛藤は彼のレベルより上にあり、たとえば嵐雲のように、彼の手の届かぬところにある。

自分が他の人々や出来事に支配されていると感じたら、まずあなた自身を気楽にくつろがせることだ。いつでもあなたのコントロールに服しようと待機しているひとつのパワーがあることを想起する。あなた自身の澄んできた心がそれである。

あなたは心だ。あなたの心は、あらゆるものをコントロールできる、その至高の力があらゆるものに正しく反応するからだ。外部世界では、たとえば不公正な課税といった例で見られるように、他の人々があなたへ支配権を輝うかにみえるかもしれない。しかしなんぴとも、外部事象にたいするあなたの心的反応をコントロールすることはできないのだ。外部世界のなにものも、その内的世界からフルに生きている人に手を触れることはできないのだ。

状況は心が那ぶ通りになる。だが、もし条件づけられた心がある状況を善いとも悪いとも称ぶととを拒否すると、何が起とるか?何が起こると思う?まあ、一種の奇蹟が起こるのだ。すなわち、その状況は、街つける力もなく一時的な興奮を与える力もない、ある中立な出来事となる、ただしそのあと、不可避的に憂欝の雲がおおってくる。

だから、条件づけられた心ではいけないのであって、秘教的な事実へあたたかい歓迎の手を差しのばし、また特に誤ったアイデンティティ感覚を消すことによって、より大きな洞察をつうじて自分の存在レベルを高めるよりほかはないのだ。こうして初めてあなたは真の指揮者へと成長するのである。

『スーパーマインド』の諸原則を熟読玩味してあなたの情報ストックを日に日に増していく。なにかを始める前には必ずその性質を知らねばならない。あなたが学ばなければならない情報を学ぶことで勝利への変容は可能となる。