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終章-① 全ては正しくなる

終章 全ては正しくなる(P284〜✔︎)

見当外れの活動だとか騒々しい関わり合いとかという、人がそのほんとうの心の奥底ではしたくない多くのいやなことどもを、われわれはこれまで調べ、研究してきた。では、人間はいったい本当は何を勝ちとりたいと希求(ききゅう)しているのか?それは次のどれか、あるいはすべてである-

自己認識 自己統一 自己偷楽 自己支配 自己覚醒 自己信頼 自己平和

スーパーマインドがもたらす大いなる変容をわれわれが歓迎するならば、これらの境地は易々として訪れてわれわれのものとなる。

歓迎のための自己訓練は次のようなことだー

今日一日を、あくまでも物事をあなたの望むように起こらせようなどとは努めずに過ごすこと。

あらゆることを、起こるがままに起こるに委(まか)せ、ただ気楽にあなたのビジネスを行なうこと。

誰かを、あるいは何かを、あなたの欲する方向へ向かわせようと意図することをやめること。

なにものをも欲求しないこと。

満ち足りていること。

行動者とはならず、生起(せいき)するあらゆるものに従う静かな随順者であること

以上のことを、たった一日でよいから、実験的にやってみるとよい。なにか根本的に違ったものが、あなたの内部でうずきだすはずである。なにかがある、とあなたは感じるだろう。そのなにものかは、ひとつの高次の力なのだー 宇宙真理のリアリティなのだ。あなたの欲求する自己を受身にさせて、この自己に、あなたを豊かにすべく作動するひとつの機会を与えてあげなさい。