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3-② 受容性について

<受容性について>

-自発的に失敗しなさい

個人の受容性とそ絶対的な全てなのである。これなくしてはなにものも変らない。これさえあれば、あらゆるものはあなたにとって可能となる。

真理との接触は、人の内部の最善なるものも、最悪のものも引きだしてくる。われわれが真理を聞くとき、それは真の自己にもまやかしの自己にも作用する。もし真理が人為的な自己に接触すれば、真理は拒絶され、歪められ、あるいは無視され、その人にひとつもよいものはもたらさない。だが、もしあなたがよろこび迎える態度をもって真理に接すれば、真理はあなたの真正自己へと降下してくる、そして理解と救いとをもたらす。

受容性は程度の問題である。われわれの務めは歓迎の緋殺をより広くより厚く敷くことである。

こうして受容性に、われわれを助ける力を増してやることである。小さな受容もより大きな受容への道を開く。報いある経験はひとつひとつわれわれに、かつてわれわれの畏れ遠ざけていた真理が、実はわれわれの求めてやまなかった至福であることを示していくからである。

あなたはあなたが真に欲するものを受けいれる能力があるであろうか?もしあなたが、この問いにイエスと答えられるなら、あなたは真に望むあらゆるものを手に入れることができる。

受容性は奇的な働き手である。あなたのあらゆるものの見方を変えてしまう。ふつう失敗といわれていることを例にとってみたまえ。あなたは自発的に失敗し、何度も何度も失敗し、なんの抵抗も恨みもなしに失敗することが必要である。そうして初めて、失敗とはコトバにすぎない、態度にすぎない、感情にすぎない、そのほかの何ものでもない、とあなたは語る。

社会的な接触という世界では、あなたは受容性を大きくして、他人との接触があなた自身についてなにか新しいものを発見させてくれるようにすべきである。最良の教師は、最悪の状態にいる人々

ネガティブで、不平ばかりいっていて、饒舌で、あなたをいつもうんざりさせ、自慢ばかりするような人々である。