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10-⑨ 実際的な利己主義

<実際的な利己主義>(P260〜✔︎)

-自分自身のしたことに喝采を送ればよい

あなたがスーパーマインドから物事を考えるようになったとき、生における日常的な圧力はどんどん解消していく。驚くばかりである。たぶんあなたは、後で悔むに違いない約束を他の人々にしている自分自身に気づくだろう。出来ない約束、これがあなたの絶えざる苛立ちー多分無意識的なーの源となる。あなたは板挟みになって苦しむ。憤り、後悔しながらも、約束を守るべきか、罪の意識をおぼえながら、約束をキャンセルすべきかと。

だがあなたはいまや霊的なアーティストとなりつつある。あなたは万事をいままでとは違ったやり方でしている。もはや他の人々に、彼らから好いてもらいたいからといって、あるいは困った立場から脱する安易な方法だからといって、あなたはもう、他人に約束するようなことはしなくなっている。あなたはもはや、何が自分にとって正しいかの内的な直感以上に、他の人々の承認、是認を尊ぶことはしなくなる。あなたははっきりと、勇気をもって、自分の時間と労力を自分のものだと宣言する。こうして自己分裂と自己圧迫とは褪(あ)せていく。

あなたは毎日、あなたの本来の姿か、他人の承認か、自分はいったいどちらを欲するのかを決めなければならない。そしてあなたの本来性を必ず優先させなければならない。だがそれには蛮勇(ばんゆう)が要る。なぜか?もしあなたがあなた自身の生を生きるために、他人を喜ばすことをやめるならば、他人はあなたをもう利用できないと知ってむくれるであろう。彼らはあなたを利己的だとして非難するかもしれない。だが構わないではないか、気にするな。彼らは憤然(ふんぜん)とあなたの許を去っていく。あなたは、あなたが自分自身のためにしたことに喝采を送ればよろしい。