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2-⑦ スーパーマインド思考に関する基本原則

<スーパーマインド思考に関する基本原則>(P56〜)✔︎

1偽りの自己感覚を認知し解消することは雄々(おお)しい仕事でありその努力は報いられる。

2あなたが必要とする援助は常に得られる。ただしあなたはそれを欲し、受けいれ、誠実に倦(う)まず撓(たゆ)まず努めなければならない。

3あなたの中心的な核である自己は悲歎(ひたん)、混乱、絶望とは全く無縁である。

4.どんな人でも、建設的な自己変容を遂げることは可能である。ただその変り方は現在誰にも見ることのできないちょっと想像を絶したかたちなのである。

5あなたは欲望の満足を求めるのではなく欲望を理解することで、あなたの生を変革できる。

6真の勇気とは、あなたが聞きたくないことをあなた自身に告げることである。

7つまらぬことを、あなたにできる最善のものと誤信して受けいれてはならない。

8実をつける技が幹からでるように、人の真の安定性は秘教的知識からでてくる。

9捏造された価値は絶望を、本来の価値は自由をもたらす。

10結果が好ましくないならば、原因を造るな。

11罰は誤った思考からしかでてこない。だから罰を絶つためには、幻想を棄てよ。

12その日の出来事にたいするあなたの反応がそのままその日を良い日、悪い日にする。

13真実は苦悩へ下される晴天の霹靂(へきれき)である。

14奴隷状態の耐えがたい不満こそ自由が存在することの証明である。

15いまこの瞬間あなたの内部に、あなたの求めるすべてが在る。ただしあなたはまずそれに気づかなければならない。

16宇宙真理、とりもなおさずスーパーマインドの真理以外のものに心を奪われてはならない。

17あなたの状態を変えようと足搔く(あがく)なかれ。あなたのレベルをこそ変え、宇宙真理への目覚め、意識性をこそ求めよ。

18本来のあなた自身を犠牲にしなければ得られないようなものを他人から得ようと思うな、そんなものは手をだすにも値しないものだ。

19あなたは自分にできると思うよりも千倍もうまくやれる。

20人生の大目的はスーパーマインドの宇宙真理に目覚めることである。

『スーパーマインド』の説くところに習熟して、それらを受容し、更に理解へともっていってほしい。一見、そう思えるからといって、聞き慣れないものを無意識的に、あるいは下意識的に、反対し、拒否してはならない。ふつう、欧米の読者は、禅だとかヴェーダーンタ哲学とかの本を読むと、その東洋的神秘思想になにかとりつきにくい奇異なものを感じる。だがそれは初めのうちだけである。読んでいくうちに、西側の思想家の説くもののなかには、東洋の神秘思想がとりいれられ、ないしはふくまれているもののあることに気づく。たとえば、スイスの精神医学者カール・ユングの思想はそうだし、偉大な人道主義者ラルフ・ウォルドー・エマソンの考え方などもそうである。

ある建築家が、友人であり雇用主でもある人から新しい家を建ててくれるように頼まれたという。

なにしろ長いつきあいの友人の依頼だから、建築家は最高の家をつくってやろうと思って、全力を傾けた。上等な素材と並の素材の選択につきあたれば当然に前者をとり、またある部分の工作に特別に日数をかけなければよい結果が得られない場合は惜しみなく時間をかけた。そうして立派に家ができると、雇用主は祝宴を開き、ディナーのあと、彼は建築家に、こういった。

「君の永年の忠実なサービスに感謝をこめて、この家を君に進呈する」

建築家は、自分ではまったく知らずに、しかし事実、彼自身の家を精魂とめて建てていたのであった!

あなた自身のためにベストなもののみを選べ!あなたは、本書の導きに従って読み進めば、何がベストかをおのずと感知するであろう。