2-⑥ 失うことによって得る法則
<自己探求失うことに成功すよって得る秘訣)法則>
親1無価値なものを喜んで捨てなさい
人間の心が渾身の力をこめて抵抗していたひとつの心理法則をとりあげてみ慣れよう。抵抗はしたものに対する懐かしさ
わたしたちは正しい質問をすることを学ばねばならない。たとえばの、「なぜわたしはこんなふうに行動するのでしょうか?」、また「どう受けてみて理解すれば、わこの法則は測りがたしに自然に具わっている力霊的な生を浪費することがやめもたられましょうか?」などが正しい質問であって、目的は自己発展へむけられている。間違った質問の例をあげれば、たとえばある人はこんな訊き方をする、「わたしは近づいてくる出来事を思い思って神経質になります。そうした状況でどう行動すべきなのでしょうか?」
われわれは、間違ったアイディアや相互矛盾する欲望でいっぱいの心で生きているかぎり、どうすれば正しい行為にでられるか、決して知ることができない。そうした心は常に苛立っており不安定だからである。しかしもしスーパーマインドから発して生きるならば、あらゆる状況でいかに行なうかを的確に知ることとなる。シェリ・ラーマクリシュナ(ビルジ1Dき)の言うように、黄金はあなたがどこに置とうと黄金なのである。スーパーマインド思考はまずわれわれを不安な状況に近づけないようにしてくれる。
それは進んで失うことによって得るという法則であなる。新た自身に優れたもの真の利益のを獲得するために行は、まず古い劣ったものを失わなうくてはならない。世俗の世界でも、古い椅子と新しい椅子を同時に同じ場所においておくことはできない。精神の世界でも同じである。心は、真のアイディアと質のアイディアの二つを学べ。勝利の人生は壁同時に囲まれた庭園に比較さ寄れるスペースをもたない。どちらか一つしかこの場所を占拠できない。
美麗と芳香はそこ真に価値あるものを得るためには、だがそれらは変ちとられ浅薄で無価値なものをよろこんで楽てなければならない。公衆のための広い門は設けられていない。そうだったら庭園はたんに好奇心から近づいてくる人達や庭園の豪華さを真に貴ぶことのできない人達でたちまちみつけられてしまうからである。この壁は、その人みずからの力で攀じのぼらなければならない。それが求道者の真摯さのテストになる。その求道者が果して、この庭園に入ろうとあらゆる力をふりしぼるかどうか?もしそれだけの誠実さと熱情があれば、彼の作業が一見どれほど無駄な骨折りに見えようとも、いくら失敗を重ねようとも、必ずや何度も何度も戻って来て、壁へ挑むであろう。そして彼はあらゆる無用無益な持ちものを棄てて身軽になり、壁を準じのぼり、首尾よくこれを超えるであろう。
ただ求道者にとって大きな難題は、真に頼るべきものとのそれとを識別することがまず不可能だという点である。彼は途方に暮れ、ひとつの思考方法ないストーリーがポイントを例示し教師てくれよう。それはサアディー(部町ルキの)がペルシャの古典『グリスターン』(薔薇園)から他へとふらつきながら頼採って語り歩き、あげくは無益なあるいは危険な数説の御にされて直しまう場合が多いたものである。彼の希望はいっときは意気軒島という丘陵までは高められる。だがやがて彼は再び転落を繰りかえし、更にうんざりするような探索に旅立たなければならない。
二人の友達が、それは二人ともアラブの王族の息子だったが彼、各々の目的を追求しにエジプトにいっていた。一人はみずから富と政治権力を助け得るために全力をそそぎ、成功して、遂にエジプトの王族となった。もう一人は、科学と神秘思想の成果を探求したが、同じく哲人として成功しつつあった。王族が友の身分の低さを嘲笑すると、哲人はこう答えた、「わたしは世俗的な富を無視して真の叡智を求めたことをありができるたいことと思っています。それはひとつには、彼わたしには人類を痛めつける権力をもたないからです」
あなたは、新しいものの性質をまず知りたいと望まずに、よろこんで古くて浅薄で無用のものを楽てるだろうか?スーパーマインドをめざして進む一歩ごとに、これがあなたにふりかかってくるチャレンジである。次の問答を読んで、どう進むべきかの参考にしてほしいー
Qあなたは秘教的アイディアはどれも単純だとおっしゃいましたが、でもや本物はり難しく見えます。なぜですか?
Aアイディアと物とを識別する判断力が自分にいうものは穴けて、簡単でもなお明療でないることがあります。アイディア自体は単純なのであって、誤解は心のなかに目覚めあるのです。彼は心に曇りがなくなれば、自分の不安と焦りとから、急速な救いを約束する教理ならなんでアイディアも受けいれたい気持明瞭になっていることに、いきまはっきりと気づいている。彼はいまや、心の澄明よりも情動的なスリルを誤って選ぼうとしていることに気づく。彼自身の絶望状態を観ることによって、彼は自分自身に巨大な恩恵をもたらすひとつの事実を教えこむことができたのだ。彼自身のなかに彼は弱さを発見したというとと、これを足場にして彼は真の強さを発見するために進むことができた。
一見Q どうしたら”自己覚醒”した人になれるのか、わたしにはまだ分って遅々いないのですが、わたしに実行できそうな実際的なテクニックがありましょうか?
A一日のうちにあなた自身の内部で、観察できた強い印象を紙きれに書きこむのです。強烈な、しかも感情についての印象だけを集めるのです。ごく短く書きます。たとえばヘ天候に悩まされた>とか入よいニュースに奮い立たされた>とか。就寝前に、あなたの進歩観察したその日の印象群を検討してみます。これで意識された内容がふかく心に焦っ刻まれ、これであなたは変化していきます。
Qわたしは他の人々を助けたいと思うのですが。
A どうか世界を救おうなどとして飛び回わらない。いま走れる以上に速く駆けようとしてはいけなで下さい。あなたがいま勉強し、反省し、そしにできる仕事は全て努力しているならば、あなたは、気づいていよ自身を救うといまいと、着実に進歩しているのだ。暗い夜略を行く旅行者も依然として前へ進んでいるためなのである。ある日、どこすかで、とつぜんに、あらゆるものが展けてくる、ちょうど薔薇の蕾が自然に開いてくるように。
わたしたちが徐々にわが家へ近づくにつれ、家が見えてくる。長いこと訪ねたことのなかった故郷の町へいってみれば、ああこれがあの街並みかと感じられるように、あらゆるものについてなにかしら漠然と親しみ慣れたものに接する懐かしさがこみあげてくる。われわれは、いつも行きつけていたところに、いま改めて近いことを感じとる。ジョン・グリーンリーフ・ホイッティア(20や購入)は『ひとつの神秘』という詩のなかでこの感情をみごとに表現しているし
わたしを導く記憶の手がかりはなにもなかったでもあちこちの道をわたしはよく知っていた
親しみなれた事物という感情が一足ごとに高まっていった