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9-⑥ 奇蹟をもたらす十二の単語

奇蹟をもたらす十二の単語>

人間関係の調整に混乱することがあったら、次の問答で明らかにされたポイントがあなたを助けてくれようー

Q わたしは、われわれがお互いに相手にひどく失望していることに突然気がつきました。なぜわたしたちは、失望ではなく、深切であることを単純に選ぶことができないのでしょうか?

Aあなたの混乱は、人間というものは、もし別のあることを選びさえすれば、違ったように行動できるものだと思いこんでいるからです。そうはいかないのです。目覚めていない人は、ネコがネコとして行動する以外にないように、行動の選択はできないのです。彼は彼の現在の性質どおりに行動するよう強制されているのです。違った行動をするためには、目覚めなければなりません。

Qあなたは、彼には選択の力がないとおっしゃいましたが、でも彼は悪く行動する選択はできるのじゃないんですか?

A いや、それすらできないのです。彼はあらゆることを機械的に、無意識的にするのです。

Qしかし、なにかの動機があるでしょう?

Aそのときたまたま彼の心を支配していた欲望が動機です。欲望が起これば、なんであろうと彼はこれに従わないではいられない。彼には欲望の選択はない。欲望に従うだけなのだ。彼は、ある欲望の選択をしたと思う、そしてその選択の責任をとっていると思う。ところが事実は違っています。ひとつの欲望が湧いてきて彼を捕えてしまうのです。自由でない心は、欲望にそった以外の行動ができないのです。このことすべてを、あなた自身の内部に観察してごらんなさい。それであなたは違った人になります。

イギリスの神秘思想家で詩人、画家であったウィリアム・ブレイクの絵に、『空しい欲望』というのがある。一人の男が梯子に登って星層に近づこうとしている絵だ。間違った欲望でもって天上のどこかへ行とうとしたって空しい徒労であるとこの絵は語っている。

こうした間違った欲望のひとつに、前にも言ったが、他の人々が自分にどうしたらよいか教えてくれればいいという願いがある。しかしなんぴとも、あなたに何が正しい為すべきことかを教えることはできない。それはあなた自身以外にはあり得ない。それゆえ、あなた自身に、何を為すべきかを告げさせなさい。こうして自分の心で考えて十年間へマばかりしたとしても、他人からの心的支配の下でその十年間を暮すのに比べれば、むしろ豊かな経験だといえる。真実の、正直な、豊かさをもたらす権威は何か?それはただひとつ、あなた自身のスーパーマインド王国>の内的な権威しかない。

汝をして次自身のための灯火たらしめよ。汝をして次自身のための隠は現実に存在す家たらしめよ。汝自身を外な隠れ家へ赴かしむことなかれ。(仏陀)

もうひとつ空虚願望は、たとえば読心術とか運命判断といった奇妙な状況であろうか!スーパーマインドという貴重との上ない特権霊的経験所有する人間がここにいる、だが彼にはそれを自分の為に使用す求めることができだ。

こうした願望を抱いてはいけない。それら。彼あなたの目標を示すもので幻想と妄想に曇ないかされた心をもっている、だがとの無った心は、正しい努力によって、眩いばかりの誘導燈に変えられるのである。あなたの目標は、もうすこし高いところにある。ウィリアム・ロウ(イギリスのメソジスト技師にして神秘思想家。一六八六〜一七六一)もふくめて、多くの真の教師は、こうしたものにはまったく無縁だった。きわめて純粋であるあなたの目標は、幸福で健康でバランスのとれた人間となることである。それらのすべてを、エマソンとともに、簡略化して、わたいは真実の、自由な人になりたい…・・・・といおう。

彼がただ、ふ真の願望立ち偽りの願望とをう見分けるのか?ほぼ最善といって無数いい方法は、あなた星が耀く大宇宙へ驚歎望むもまなを実際に手に入れるを向けさえすれば!彼自身の内なる広大な大宇宙に驚嘆しさえすれば!

彼がただ、彼の秘密の王国を発見しさえすれば!

そこでは一切万物が、美事な諸調のうちに静かに息づいている。ただ見えないだけだ。かしとそれが偽りわれわれのこの秘められた王国というのは、果たして現実に存在するのであろうれば、そしてもしあなたが抜りなく見張っておれば、あなたは気がつか以前とは違うこともなく、以前よりも幸福にはなっていないかもしれない、しかし存在しことが分っいるのだ。その消息について、四人の証言に耳を傾けよう。

この四人時代も国も互いに遠く離れてい、だが同一の啓示に達したのだ。

レオ・トルストイ伯は、若い頃に自分が懐疑主義に陥十二語を使っていたことをはっきり認めたうえでその後、この王国の発見という大いなる啓示をこう伝えているー

わたしはその光を知今かなかった、そして、人生には確実な真理はないと思っていた。しかし、そうした光だけがわれわれに生きる力を与えるのだとの認識に達したとき、わたしはその光の源一時間

つけようとした。そして遂にみつけた。ようやくその光源に辿りついたとき、わたしはそのすばらしさに目の眩む思いであった。わたしはそこに、わたし自身のみならず人はすべて何のために生きているのかという、人生の目的に関するわたしの多くの疑問に対する充分な解答をみいだしたのであった......

シャンカラ(インドの哲学者。七〇〇一七五〇頃)の東洋的智は、この内なる天国へは到達できると説く。いかにして真のマジックに変えるーー

真理の実現は認識によってもたらされをお教えでき、千万の行為を重ねてもいささかももたらされることはない

老荘哲学あなた師、#子は、この秘なる王国の住人は、何を為すべきかを知っていると説くしこの道"真理知るものは、物事のプロセスに現われる原理原則をよく心得ている。これらの原理原則に親しい彼は、あらゆる変転する状況なたの感じお欲望の前おいて自らの行動をいかに続べるかを理解している。

彼はこの理解に達しているから、物事が彼自身を傷つけることを許置きない。(Place the truth that you know before the desire that you feel.)

ラルフ・ウォルド1・エマソンは、次のことばでこの眺なる王国に来たり住めと優しく呼びかけている-

われらはこの壮大なるものに極めて近くまできている。もう一歩で、われらは安全となる。との一歩を踏みださない手があろうか?

どういった種類の人が真の偉大さへ飛するのであろうか?それは、あらゆるものを顧みることなくこの跳躍を試みようという熾烈な意志をもった人である。この見たこともないなにか違ったあるものを初めて垣間見た人は、暗いトンネルのなかにいる人に似ている。すぐ前に、かすかな光があるのだ。あまりに微かだから、自分の眼のせいではないかとときどき疑う、だが彼はとにかく前へよろめきあるく。孤独と失望に襲われ、息切れがする。いったいこれでいいのか、進む値打があるのかと首をかしげる。だが彼は歩みをとめることができない。彼はとうとう俺は正しい方向へ向かいつつあるのだという、内なる囁きに励まされて進む。彼は自分の責任はただひとつ、その光へ眼を向けつづけることだと悟る。なぜなら、その光はけっして揺れないからだ。こうして彼は遂にこの光への道をみいだす。

誰でもこの通りにいけるのだ。秘なる王国をみつけようと充分に熱心であるならば、彼はけっしてこの採究に裏切られることはないのだ。