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4-② 奇蹟はいかにして起こるか

<隠された痛みと悲しみを終らすには>

1あらゆる悲しみからの解放は、スーパーマインドにおいて可能である

2真の平静と落ち着きを得るために、表面的な快さを乗て、霊的な洞察にたよれ

3スーパーマインドに頼るとき、世間的な答えのないことを恐れてはならない

4個人的な悲しみに抵抗してはならない、怒ってはならない

5苦しみを賢く活用すれば苦しみは消せる

6誰でも苦しみの夢魔から目覚めることができる

7あなたの心にほのかに明け始める宇宙的な道を注意ぶかく観察せよ

8スーパーマインド思考はネガティブな思考を抑え、失敗の苦しみからの解放を保証する

9あなたはスーパーマインドによってあなた自身の治癒者となれる

10大宇宙精神の力が、あなたの勝利への意志を支える

 

内面を見よ。たえず見守れ。あなたの油断なき注意力を使え。たとえば、ソフトなムード音楽を流しながら大声で喋っているテレビ番組を例にあげてみよう。音楽だけに注意を集中すれば、声は遮断され、音楽をはっきりと聞くことができる。同じように、内面を見守れば、外部のノイズに関わりなく、常に平静がある。

もし忍耐をもって、もし見守ることをもって、一条の新しい光老を確保でき、わたし自身の高揚を感じることができるというなら・・・・・一体、わたしは見守らずにおれようか?(ヘンリー・デーヴィッド・ソロー)

本章でわたしたちが一緒に研修するのはこのことである。われわれは、われわれ自身のなかに在る自由解放の光芒を見まもりつつ、悲哀の問題を深くそして真剣にさぐってみよう。

からだの健康をたもつためには、肉体的な疼痛がぜひとも考慮されなければならないのと同じく、心の痛みは霊的な全体性への導きとして用いられなければならない。好運にも、悲哀はわたしたちに、わたしたちがふつう無視しようとするものを吟味させる。心の痛みが消えないとき、それはわれわれ自身を新たに見なおして、確実な処置を発見する機会を与えられたということなのだ。

私は保証する。あなたの特定の悲しみがなんであれ、解放は可能であると。だがあなたは根本的な原理を掴まなければならない。それを次に検討したい。あなたは、仏陀がしたように光り輝く生へ目覚めることができる。人間の苦しみに対する観察と冥想が彼を導いて、ついに苦しみの謎をみずから解いた。 “陀”という語の意味そのものが、"覚めた人"ということである。では探究を始めよう。