3-⑩ いつも明るい気持ちでいるには
<いつも明るい気持ちでいるには>
-事物をあるがままに見る
宇宙的真理にはどれにもその人間的な物がつきものである。真の幸福に対しての幸福があり、真の進歩に対して擬似的な進歩があり、正しい考え方に対して間違った考え方がある。爽快さはよい状態でもあり必要なことでもあるから、われわれは真の爽快さと物の爽快さとを識別したいと思う。
贋の爽快さは幻想の根から咲く。たぶんあなたは、その外面的な挙動がいかにもあなたをよい気分にさせる誰かに会うだろう。あなたはとの人はわたしを助けてくれると思う。だが親しくつき合ってみると、彼が弱い人でありあなたへ敵意をもった人間だと分る。あなたが彼に対するとき感じていた狭さは、あなた自身の誤解にもとづいていたのだと悟る。
だが真の腸気さというものはある。われわれが事物をそのあるがままに見るとき、ごく自然に、なんの骨折りもなしに、陽気な気分があらわれる。それはリアリティという岩盤に根差しているから、外部世界の流砂に関係なくいつまでもそこに在る。
真の教師は陽気で爽快な特性をもっている。山頂に立ったとき、爽快さを味わわずにいられる人があろうか!シュリ・オーロビンド(デルがつ時いたエ〇)はそうした明るい教師だった。イギリスのケンブリッジ大学を卒業後、インドへ戻り、政界で活動した。しかし遂に大学教育も政治権力も精神の円満な統一を培わないと悟り、彼は神秘思想のへと転回して、宇宙的な秘宝を認識するにいたった。
今日、シェリ・オーロビンドの著作は、その人間的世界と宇宙的世界への深い洞察のゆえに、世界的に高く評価されている。オーロビンドは、実際的な指導に爽快な激励を結びつけて真理を説いた。ととにいくつかのいかにも快い彼のアイディアをあなたに紹介しようー