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①なんのためにする どんなトレーニングか?

自分の心には二つの側面があります。一つは「個人としての自分」です。これは、名前で呼ばれる自分、〇〇家の一員としての自分、生まれた国や環境によって形成された自分、つまり後天的に形作られた自分のことです。あの家で育ち、その影響を受けた現在の自分ともいえます。

もう一つは「全体としての自分(本来の自己)」です。これは、あの家で育つ前の自分、環境に染まっていない純粋な自分、赤ちゃんの頃の感覚的な自分、言語以前に実体を感じていた自分、つまり思考のない自分、ただ「気づき」として存在している自分です。この側面を「全体としての自分」と呼びます。

そして、私が推奨しているメンタルトレーニングは、現在の日常生活における自分の主導権を「個人としての自分」(家族や苗字に結びついた自分)から「全体としての自分」(思考のない自分、気づきの自分、愛の自分)へと移行させることを目指しています。

ただし、主導権が移行したからといって「個人としての自分」が消えるわけではありません。主導権が交代するだけであり、その結果として驚くほどの人生の豊かさが手に入るという体験を、自分自身の体験を通じて感じ取っていくことが目指されるのです。

ングか?を言語化します。


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